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トップ講師からのメッセージ−時間の感じ方〜充実した時を過ごすために〜

時間の感じ方 〜充実した時を過ごすために〜


楽しい時間は早く過ぎ、苦しい時間はゆっくり過ぎるとよく言われます。時間の経過はいつも一定なのにどうしてこのようなことになるのでしょうか。 また、苦痛な時間をより短く、楽しい時間をより長く感じる方法はあるのでしょうか。
今回は、この時間の感じ方について話すことにします。


時間の経過が早く感じるとき

年齢を重ねるに従って、時間の経過が早く感じるという話を聞いたことはありませんか。
幼稚園や小学校の頃の1日はとても長く感じたのに、同じ1日がだんだんと短く感じるようになってきたとは思いませんか。

19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネは、ジャネーの法則と呼ばれる法則を考え出しました。この法則では、年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価され、時間の心理的長さは年齢に反比例すると提唱しました。50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1であるが、5歳の人間にとっては5分の1であるというのがその理由だそうです。しかしこの法則に科学的な裏付けはなく、年齢に反比例すると言い切ってしまうのもいささか乱暴な気がします。

実際のところ、時間の感じ方は一定ではありません。その理由は、時間管理をする脳の部位が1つだけではなく、さまざまな神経回路が別々の活動に対してそれぞれ違った時限装置をもっているからであると考えられています。
ですから、新鮮な経験が多いほど、時間の経過は長く感じることになります。小さな子供の頃は、見るもの聞くものが未経験のことが多く、その分たくさんの出来事があり、時間を長く感じることになります。成長するに従って、経験が多くなり、新鮮さや強い印象が薄くなってしまうので、時間を短く感じることになるのです。「時間が経つのに慣れてしまった」とも言えるでしょう。

時間を長く感じたければ、どんな小さなことでも構いませんので、いろいろなことをやってみること、新鮮な驚きを経験することが良いのです。新しいことといっても、大げさに考える必要はありません。今まで読んだことのないジャンルの本を読んでみるとか、あまり話したことのないクラスメートに話しかけてみるとか。普段通っていない道を通ってみるだけでも新しいことと言えます。
逆に、毎日同じことを、だらだらと繰り返していると、時間が早く過ぎ去ってしまうことになるのです。

時間の経過が遅く感じるとき

同じ1時間でも、授業の1時間は遊びの1時間より長く感ることはないでしょうか。

時間とは、その経過を意識すればするほど長く感じるものなのです。
楽しい時は、楽しさに意識を奪われるために時間の経過を意識することが少なくなるため、時間が早く過ぎ去ってしまうように感じるのです。その逆に苦しい時は、苦しさから逃れたい、早くこの時間が過ぎ去って欲しいと考えるため、時間に意識が集中してしまうので、時間の経過ががゆっくりに感じるのです。

ですから、授業が早く終わらないかと時計を何度も見て時刻を確認することは、時間に意識を集中させることになるので、時間をより長く感じるようになるのです。
時計を見ることだけでなく、いろいろな細かな行為(例えば余計なことを考えたり、手遊びや落書きをしたり、よそ見をしたりすること)をすることも全て時間を長く感じる原因となってしまうのです。

授業の時間を短く感じたければ、時間が過ぎ去るのをただ待つという姿勢を改め、時間から意識を離すようにしなければなりません。授業に対して興味を持つようにする努力が必要と言えます。授業は気の持ちようによって楽しくもなるし、つまらなくもなるのです。授業から気をそらすのではなく、授業に少しでも興味をもつことが、苦痛な時間を短く感じるために良い方法なのです。

今、学校の授業について話しましたが、将来みなさんが仕事を持ったときにも同じことが言えます。ただ時間が過ぎるのを待つだけの日々は、あまりにももったいないです。楽しい仕事がどこかに転がっているわけではありません。楽しい仕事とつまらない仕事があるわけでもありません。仕事が楽しくなり、充実した時間を過ごせるかどうかは、自分自身の問題なのです。

充実した時間を過ごすために

時間を長く感じるための方法としては、スケジュールを細かく区切り、時間を意識した生活をするのが良いと考えられます。時間を気にするほど時間の経過は遅く感じられます。また、時間の区切りを増やすことでも、時間を長く感じられるようになるのです。
そして、今日の出来事を思い出す時間をつくり、1日を振り返り、今日経験したことの意味を見つけることによって、1日を長く感じられるようになるのです。

時間は誰にでも平等に与えられています。そして、一度失った時間はどのような方法を使っても取り戻すことはできません。歳を重ねるごとに時間の感じ方が加速していくのは事実です。20歳までの20年間とその後の数十年間を同じ位の長さに感じるという人もいるほどです。ですから、時間を無駄にしないようにしましょう。充実した1日1日を生きるようにしましょう。今の努力は将来必ず報われます。逆に今やるべきことをやらないと、時間を無駄にしてしまったと後悔することになるのです。新しいことを学び、初めてのことを試すことは、充実した時間を過ごすための最善の方法なのです。振り返った時に、充実感や満足感をしっかりと実感できる、そんな日々を過ごしたいものです。


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